李煜さんへ
のどかな夢…
と日本語では言うところを
閑夢
と
すっぱり
言ってしまう芸は
李煜さん
あなたに学んだ
ここも南国
これから
まさに
清秋
(まだ暑いけれどね…
けれど
ひと月ふた月もすれば
千里つらなる
河も
山も
さむざむと
暮れていくだろう
蘆の花咲く繁み
ふかくに
ひとり
舟を浮かべて
身に
心に
秋の沁み入ってくるまゝにしていると
誰の吹く笛か
楼に
響いている
月あかりを受ける
楼に
*望江梅 二 李煜
閒夢遠
南國正淸秋
千里江山寒色暮
蘆花深處泊孤舟
笛在月明樓
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