2016年9月20日火曜日

つまれよ もっと



心身が拘束されている
この世界の論理や
それをちょっと歪めた論理で
なにか
ひとつの世界を創りましたぞなモシ
ってな
詩が
大っきらい

だから
とんでもない
非論理な
めちゃくちゃな
そんな言葉ならびを
いつも探しているんだけれど
少ないんだよねぇ

ぼくにとっては
現代日本語の詩は
だから
ほとんど
存在していない
のさ

生活だの
その中での感情なんて
書こうとするなよ
つまらないんだよ

つまれよ
もっと

…と
読者のぼく

勝手だよねぇ
読者って

人間の
読者でもあってね
(…だって
(人間はつねに一冊の本

もっと
つまれよ
もっと
つまれよ

そう思いながら
安酒に付き合った後は
会わないよ
もう

いつかね
またね
なんて言うけど

会わないよ
もう

つまれよ
もっと



0 件のコメント:

コメントを投稿