敵愾心など
誰に対しても持たないし
よほどのことでもなければ
嫌いにもならない
避けもしない
そんなこと
必要がそもそもない
けれども
その人の世界とやらを
見ろ見ろと
押しつけてきたり
いっしょにいる時に
じぶんの意識世界ばかりに
足を取られているから
だろうが
会話の受け渡しが
軽々とできない人がいて
けっきょく
じわじわ
避けていくことになる
芸術をやっていようが
詩人さん俳人さんだろうが
ダンサーだろうが
どうでもよい
あなたの世界とやらは
心ゆくまで
オブジェに実現し
紙上に展開し
舞台に炸裂させておくれ
それ以外の時間は
他のどうでもいいことを
話そうよ
野次馬的なまでに
何にでも
興味があるので
人に会いに出ていかなくなることは
めったにないのだが
その人の世界
しか
持たない人たちにだけは
頑固なほど
会いに行かない
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