2016年9月23日金曜日



他人に厭かれるのには
慣れているので
肩のちからを入れることも
しない

茶の一二杯に
歓談で
なくもなかったような
曖昧な気分を
払いもせず
ときには
ちょっと抑えぎみの
破顔一笑ふうの
演出もして

無理まではしない

いい
言葉ではないか
一期一会
とは

こちらが
厭いていた
とは
見せまい

まるで
仕事から帰るような
さっぱり
きれいな引き方が
その
証では
あるけれど




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