近づいてくる人たちは
いずれ
離れていく
流水のように
きれいに
時には
水を濁らせて
かならず
遠ざかって行く
親しみをあんなに示したことや
楽しそうに
気を惹くようなことばかり
言っていたのも
忘れて
わたしさえ
離れていくかもしれない
わたしから
きれいに
時には
水を濁らせて
しかし
遠く離れた先で
空気や水が
いつのまにか
もっとわたしになっていることに
気づく
どこに行っても
世界がわたしでしかないことに
気づく
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