2016年12月4日日曜日

プハッ!



詩のことば
詩めかしたことばは
嘆息
慨嘆
主張
描写
模倣
錯乱
あるいは
単なる無意味化
それらの
どれかに過ぎない

どの場合も
ロマン派のインスピレーション信仰に支えられている
描写や模倣だけを行う
と嘯く流派にしても
インスピレーション信仰から
逃れることはできない
ましてや「詩人」などと自称する者は
あまりの時代錯誤のため
強度の精神疾患状態にあるという他ない

覚者ラジニーシ*
詩人はまるで真実を語るかのようだが
真実を語るかのようであるに過ぎない
彼らはなにも知らない
彼らは悟りに達していない
その証拠には
彼らの人生を見てみればいい
巧みに虚栄・時代流行・優越ぶりを
手中に収めようとして
右顧左眄し続けた彼らの生のありようを 
そう述べたのは
いかにも
正しい

わたしはたびたび
改行の多い書きつけについて
言語配列
ないしは
分かち書き
と呼び続けてきた

他の呼び方は
狂気
過度の凡庸
時代錯誤のインスピレーション信仰
などを如実に示すだけ
だから

文学
  作品
さえ
死滅したはずの
ポストモダンの嵐の後で
  詩
だと?

プハッ!
プハッ!
プハッ!
プハッ!
プハッ!


*バグワン・シュリ・ラジニーシ 

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