駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2017年1月8日日曜日
埃の立つような蘇りを…
一語に一義を載せ
他人に働きかけようとする
狭量な言語配列者たちの群の
さびしさ
雪になるかもしれないよ
冷えてきたからね
由希、という字面を思う
癒期、と想う
人もいるだろうか
湯機、とさらに想う
柚木、
あのあたり
いっぱいだったね
だったね
死者たちが
言葉の
置かれゆく
ひとつ
ひとつ
から
埃のちょっと立つような
甦りをする
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