2017年1月12日木曜日

名前や感情傾向や癖もふくめて



目覚めの数分は
ほんとうに危険なとき
肉体の置いてある
こちら側で
だれを今回演じていたか
まったく
忘れてしまっている
そんなことが多すぎて

夢を見ている
それだけ
と鈍感な人たちは
思ってすます
夢を見ているときも
たしかにある
脳を通過した情報を
整理整頓する夢のときも

けれども
夢とは異質な
秩序立った
思念とイメージの世界を
こちら側よりも
あざやかに深々と
生きているときが
ほんとうに多い

目覚めと呼ばれる
がっかりするような墜落で
肉体に戻ってくると
こっちの物語も
そういえば進行中だったか
どこまで話は行っていたかな
と大あわてで思い出そうとする
名前や感情傾向や癖もふくめて



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