目覚めの数分は
ほんとうに危険なとき
肉体の置いてある
こちら側で
だれを今回演じていたか
まったく
忘れてしまっている
そんなことが多すぎて
夢を見ている
それだけ
と鈍感な人たちは
思ってすます
夢を見ているときも
たしかにある
脳を通過した情報を
整理整頓する夢のときも
けれども
夢とは異質な
秩序立った
思念とイメージの世界を
こちら側よりも
あざやかに深々と
生きているときが
ほんとうに多い
目覚めと呼ばれる
がっかりするような墜落で
肉体に戻ってくると
こっちの物語も
そういえば進行中だったか
どこまで話は行っていたかな
と大あわてで思い出そうとする
名前や感情傾向や癖もふくめて
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