その時代の
陽のあたる場所
そこで
流行っているものや
ちやほや
され過ぎているもの
その流れに乗って
ものを作ったり
書いたりしていると
ある時
ページを捲られるように
ふいに来る
次の時代には
ごっそりと
丸ごと捨て去られ
忘れ去られる
時代とは
そんなもの
創作物は
創作しない人と人が
繋がるための
広場で回路
だから
思いの表出を
抑えられていた
感受性の新たな人と人が
広場や回路を
求める時には
前の時代の創作物を
はらりと捨て去る
今どきになって
丹羽文雄や
舟橋聖一
パール・バックや
立原正秋や
ロマン・ロランで
繋がり合う人が
どれだけいるか
大江健三郎で
自己表現する人が?
同じことが
その後の創作物群にも
起ころうとしている
大きなページめくりが
起こりつつある
まさに
今
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