しばらく聴かなかった
ホロヴィッツ
など
見つけ
ちょっと
掛けてみる
大曲にばかり惹かれて
いい加減に
むかしは聴き飛ばした
ピアノ小曲集など
じつはどれも
よすぎるほど
のものだったと
ひとりで
お茶も淹れず
聴いていて わかる
今になって
ショパンの「夜想曲」変ホ長調が
1957年のホロヴィッツにかかると
こんなに軽い
得も言われぬ快演に
なるのかと
溜息が出る
期待せずにかけた
無言歌の「春の歌」にも**
思わず息を飲む
蘇ったようだ、
なにか、からだの奥の
皮膚の
乾き過ぎていた一枚が
聴いちゃおうかな
次は
「プリペアド・ピアノのためのソナタとインタリュード」***
あたり
ジョン・ケージの
(もちろん、弾いてるの、ホロヴィッツじゃなくって)
これも
ずいぶん
ひさしぶりに
* Frédéric Chopin, Nocturne in E-Flat, Op.9-2, performed by Horowitz, 1957, Carnegie Hall.
**Mendelssohn, Spring Song from “Songs without words”, performed by Horowitz, 1946, Newyork Town Hall.
***John Cage, Sonatas and Interludes for Prepared Piano
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