なにか
言いたいことがあるうちは
まだ
まだまだ
言いたいことが
すっかりなくなってから
じぶんを見ようなどと
鏡も
覗かなくなってから
あらゆる物語の外
思いのはずれ
思い出どころか
記憶のなにもかもを
ぞんざいに
壁のない納屋に投げ込んで
それから
初めて
こころとか思いのために
まったく使役しないものとして
ヤブタビラコとか
ニガナとか
カタバミなどと
語り直しはじめてみる
0 件のコメント:
コメントを投稿