2017年2月22日水曜日

べらべらしゃべくりまくられても



夢やぶれ
日々に疲れて
まれに
ちょっと目新しい
意想外の出来事にだけ
わずかに
こころ躍るものの
すぐに
灰色の気分の
うす闇に
埋もれていく…

そんな感じの人が
書いてこそ
曳かれ者の小唄たる
詩歌は
魅力的に
なるけれど

どうしてだろう

読む側で
他人から発せられる思いや
感情を受けとめる力が
疾うに
失せているから
べらべらしゃべくりまくられても
たゞ
わずらわしいだけに
聞こえる
から



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