街に出たまゝ街死して帰らなかった敵に
今日は小振りの紫陽花を 六月
六月 もっとも美しい
季節ではないか、本当は 鎮座駅(奇妙な名だ、…)
で下車し
醤油味の何かが食べたくなったのは
…憑依されたからか、
憑依されたのか、 切符をポケットに探したが、ないのも
あたり前、スイカだったからね、
(もう時代は変わったのさ、
(もう時代は変わったのさ、
(すっかり、
(すっかり、
心の糸を、その解れた先っぽを、どこかで
手放してしまったから
「憑依されからな…」、と、声、降り来る…
……鎮座駅にいます。
……醤油味の何がが、まだ、食べたいです。
……憑依されました。
[ミチコさんからLINE]
いま博多にいるんですが、近くにいません?いないかな、 やっぱり。この前、ニューヨークで近くにいたでしょ、だから、 今回も…って、ちょっと思っちゃって。いたら、 今晩いっしょに食べませんか、って。いないよねえ、普通。
(いないよ。ぼくがいるのは鎮座駅だ。
久津彌県祖山村の鎮座駅。
でも、博多に今晩までに行けるかな…と乗換案内を開こうとする。
次の列車に乗るとして、空港のある同条駅まで行くには… と考え出す。
夕方に着くのは無理でも、21時頃には……)
……憑依されました。
……憑依されました。
……憑依されました。
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