駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2017年6月8日木曜日
慣れへの傾斜を手放す
環境に慣れるのをやめた
慣れないまゝ
どこであれ
居る
たゞ居る
意固地に居続けるのでもない
居なくもなる
戻って来たりもする
じぶん
なるものの
基準に
もう
優位を与えない
じぶんは
すでに
他人
風景
遠かったり
近かったりする眺め
かといって
控え目さの虚傲にも
やすやすとは
傾かない
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