小さなことかもしれないけれど
きっとなにか起こりそうだと感じて
きみはまた白いページに向かい
なんやかや
思いついたことばを文字にして
ちこちこ
ちこちこ
記しはじめるだろう
いくつか記していくうち
ことばたちはまるで
宿命かカルマで結ばれていたように
雰囲気だの意味だのを
創り出していきはじめる
きみがそんな感じを持つだけで
ひょっとしたら
気のせいかもしれない
けれど
それでもいい
この気のせいの先には
きっとなにか面白いものがある
そうきみは確信して
ちこちこ
ちこちこ
いつものように記しつづけていく
今日もきみは白いページの上に
ちこちこ
ちこちこ
思いついたことばを文字にしていく
小さなことかもしれないけれど
きっとなにか起こりそうだと感じて
最初で最後の唯一の読者
ぼくの視線によって透明に愛されながら
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