宿命と運命が導いてくれる
宿命と運命だけが
(宿命と運命は違うものだと
(やけに真剣になって説き続ける人数人に出会ったことがある
(宿命は生まれる時点で決定されていた条件のことか
(運命は生後の生き方で形成されていった流れのことか
(ようするに自己意識の介入のある無しの差だったか
(命のありようについての決定論の採用の可否をめぐるこだわりか
(どうでもいい
(そのあたりにこだわりる人々はみな
(みずからの人生の現状に不満そうだった
頭でどんなに考えても
予想も超克もできないことが細かく介入してきて
生の流れを大きく変えていく
そんなことの連続だけがたいていの人生ではないか
少なくともわたしの場合はそう
文字を見ているのが嫌いだったし
なにか書くのなど吐き気がするほどだったのに
今!
なぜかこんなことを書いていたりする
外に出て空と草原の間にいるのが大好き
本なんて持って出るのは面倒くさいし重いし
風が吹いてくると紙が思うように収まらなくなるのが最悪に嫌い
風には髪をめちゃめちゃに吹かれているのが好きだし
そう
わたしは一度もなにか物を書いたことなんていない
さっきまでそうだった
それなのに
今!
今!
今!
なぜかこんなことを記していたりする
今=わたし
さっきまで居なかったわたし
一瞬後にはやっぱりもう居ないはずのわたし
0 件のコメント:
コメントを投稿