2018年5月27日日曜日

もう少し鈍く



飄蕩孤斟異郷酒*

とは又
うまく一行で言い切ったもの

そうして
頼醇は

七年風月在天涯

と結ぶのだ

ちょっと
かっこ
よすぎるけどね

もう少し
鈍く
綻ばせるべきではある
言語表現は

とりわけ
詩歌
においては



 *頼醇(頼三樹三郎)「東遊帰後同藤井雨香飲鴨涯旗亭」



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