駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2018年7月22日日曜日
救われる気がする
危険なほどの暑さというが
それがかえって
ひとびとに潜むよさを見えやすくしてくれて
汗をふくひと
あえぐように口をあけるひと
うんざりして息をつくひと
そんなひとびとのさまを町に見るたび
救われる気がする
あゝこの国はまだまだ大丈夫だと
救われる気がする
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