呼びかたを反省もせずに
手放しに
世界と呼んでしまっていいのか
自然と呼んだほうがいいのか
地球とか大宇宙の一隅とでも呼んだほうがいいのか
いまだにわからないまゝ
あかるくもなれば
暗くもなる
数えきれない細かなものから成っているらしい
色どり豊かで
変幻のかぎりない
壮大な
とりあえずの今のわたくしの居場所の
あゝ
なんというさびしさ
わびしさ
はかなさ
常ならなさ
よるべのなさ
たゞたゞ消滅にむかっていくだけの
これらすべての
ことばにならないほどの
むなしさ!
…と
書き終えて
これから
ちょっと遅いおやつを
すっかり薄闇に包まれたキッチンに行って
取ろうと思っている
キャサリンがおととい持って来てくれた
竜胆とデイジーの花の水も
(それにしても、なんという取りあわせだろう…)
取りかえないといけないかもしれない
キッチンまでの廊下は
この夕ぐれ
もうひんやりとしているかも
しれない
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