暑くて湿っているときには
夏好きのぼくでもさすがにヤんなっちゃう
かといって
かき氷を食べたいとも思わないし
ビールを飲みたいとも思わない
お腹を冷やしたくないし
からだをだるくしたくもないから
熱中症予防にクーラーをつけろと世間は騒ぐが
それだって
やっぱりあまり点けない
人力車を引く仕事をしている若者たちは
熱帯夜でもクーラーなしで寝ることにしているそうだが
かれらの配慮に似ているかもしれない
暑いときにある程度熱いからだでいるのは
けっこう大事なことに感じる
無理をしているわけじゃないのだ
じつは人類に属していないというだけのこと
しっかりした骨太の団扇で扇ぐのなんて
やはり暑い時期にはいい
それに
ほんとに暑くてヤんなっちゃうようなときには
バッハは効く
最近気づいたけれど
ゴルトベルク変奏曲のVariatio16からの流れなんて
涼しい
涼しい
セルジオ・ヴァルトロの演奏*が
ぼくにはちょうどいい感じ
*Johann Sebastian Bach “Variazioni Goldberg” by Sergio Vartolo(clavicembalo)
0 件のコメント:
コメントを投稿