夜明け前に起きて
机にむかって考えごとをしたり
雑事にあれこれかまけたり
そうしながら
まだ暗いというのに
ほんのすこし
明ける気配が空気のなかに染みてきた頃
カーテンをあける
そのあとは
無音の
都会の壮大な明けがた
色を変えつづけていく空と雲と
次から次
大きなたくさんのビルが
東の空から受ける色の反映の移りゆき
こんなことにまきこまれるから
夜明け前に起きると
なにもできない
あれもこれもやりたくて
はやい時間に目覚めたというのに
無音の
都会の壮大なあけがたに
まきこまれてしまって
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