駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2020年5月19日火曜日
思い出
思い出をよく人は思い出というが
思い出は思い出されたことでそこに現前しており
もはや思い出ではない
現在そのものとなるのだから
あるいはこうだろうか
字句通りに馬鹿正直に
”
思い“
”
出”
としてそれを見るべきだろうか
思いが出たものとして
思い!出!として
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