気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
(なにかを学べばなにかはわかるかもしれないが
(ほんとうにわかりたいなにかとは
(それ
(ずいぶんと違っていて
(なにかを学んでわかったなにかなんて
(けっきょく
(ほかのなにかと取り替え可能ななにかでしか
(なかったな……
長い列車の旅です
紅茶を持ってきてくれたひとが
輪郭の
くっきりとした唇で
叡智のあらわれのように
思ってしまいました
大げさなもの思いも
わたしを生長させることがあります
これから
みずうみの美しい地方に
わたしたちは
入ります
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