気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
つかのま聞き手になってくれる人にとって
むかしのこと過ぎるのではないかな
とか
この人の位置からは
つまらない話にしか思えないかもな
と思い直して
心の奥の
相手には見えないところで
力尽くで押し潰すことが
多くなった
これを老いと呼ぶのなら
あるいはこれを
時代おくれというのなら
わたくしは
まだこの地上に残されてもいる
静寂に
加担していることになる
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