気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
その授業の最後には
明治天皇の短歌を引いて
締めくくりとした
おもふこと思ふがままにいひてみむ歌のしらべになりもならずも
明治四十五年
亡くなる少し前の歌
歌らしい調べになっても
ならなくても…
九万首以上の歌を詠んでも
歌のしらべに
なりも
ならずも
であったか……
それでも
おもふこと
思ふがままに
いひて
みむ
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