どういうアングルから見ると
なおも
ドラマは発生しうるのか
どれだけわずかの
素材と視点の置き方から
ドラマ性は維持されうるのか
と考え続けている
テレビや映画のドラマが
どれももう
ドラマとは呼べないほどに
つまらなく
見え透いたものになっているとしか
感じられない
観じられない
ので
こちらの心を惹いてやまない
時間創作
という意味でのドラマ
タルコフスキーの
あの
宙に持ち上がっては
また
落ちていこうとするカーテン
滴る水
玉になって見える時の水滴
と
玉に見えない時の水滴
燃えあがろうとして
消え
消え
消え
ようやく
燃え上がる
炎
あれらには
たしかにあった
ドラマ
あのようなドラマの
発生
を
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