気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
奇妙な花だった
埋もれて
あれほどたくさん見続けたのに
どんなかたちだったか
どんな色だったか
まったく
覚えていない
まるで人生のように
小高い丘の
ふもと
ちいさな甘味屋があって
そこのおばあさんは
いつも
白玉をひとつ
追加してくれた
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