気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
春ともなれば
花は
かおりで
すばらしく
わが身を
染めてくれもする
とはいえ
ふかく
身に
沁み入るものは
あけぼのの空
崇徳院に百首歌たてまつりけるに、春歌とてよめる
藤原季通
春は猶花のにほひもさもあらばあれたゞ身にしむはあけぼのの空
『千載和歌集』巻第一 春歌上 四十
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