なんであれ
かんであれ
生き生きしている
生きている
活力がある
活気がある
のがいいとされる偏向思想のこの世の中で
悪いけれど
死んでいる
ぼく
お先にね
ひとりでね
肉体を(中古車のように)
維持してるけど
ぼく
死んでいる
お先にね
ひとりでね
死が近い
とか
死にそうだ
とか
そういうのなら
人生を振りかえらなきゃ
とか
わが生涯の真善美を
ちょっとは抽象的にとりまとめなきゃ
とか
なるのかも
しれないけれども
死んでいる
ぼく
お先にね
ひとりでね
だから
人生なんて振りかえらない
真善美ももういらない
真のじぶんも
偽のじぶんも
まぜこぜのままで
いっそう
賑やか
すべては終わって
片付けも
しないで
すべて
ほっぽり出しで
死んでいる
ぼく
お先にね
ひとりでね
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