2021年6月19日土曜日

しかたがない しゃあない

  

トム・クランシーの小説をベースにした

軍事サスペンスアクション映画

(と呼ぶべきなのか

(アクションサスペンス映画

(と呼ぶべきなのか

CIAものと呼ぶべきなのか

(国際謀略映画CIA系とでも呼ぶべきなのか

(まあ

(よぉわからんが

『ウィズアウト・リモース』(2021)を見ていたら

マイケル・B・ジョーダン演じる主人公

米海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員ジョン・ケリーが

「家族を奪われた

その無念を晴らす

 そうすれば

あとはどうなってもいい」

上官のカレン・グリア少佐

(これは

(モデルでもあるジョディ・ターナー=スミスが演じている

に言い

グリア少佐は

「任務は復讐ではない

 敵の捕獲よ」

と答えている

 

なんだよ

結局

帰属する族社会の形成と維持問題かよ

ジョン・ケリーの発言には

思わせられ

かたや

グリア少佐の発言には

なんだよ

結局

組織がトップダウンで命令してくる任務への

忠誠の問題かよ

ニッポンこそお得意の

特攻隊かよ

玉砕問題かよ

思わせられ

さらには個人的復讐を放棄して

組織に暴力を差し出せ

後は組織がいいようにしとくから的

ホッブス=ルソー=シェイエス型国家論主義かよ

思わせられる

 

軍事サスペンスアクション映画は

この程度の

古色蒼然たる軸を据えて

軸のあいだで放電させるようにでもしないと

古色蒼然たる脳と感性のお客さんたちを集められないのだから

まあ

しかたがない

しゃあない

そういったお客さんたちを

ワアッと

映画館やテレビやモニターの前に集めないと

木戸銭獲得ができないのだから

しかたがない

しゃあない

 

この映画はAmazonが制作したようだが

英語の原題がなんと

Tom Clancy's Without Remorse

というんだから

これがまた

しかたがない

しゃあない

 

「トム・クランシーの」という

ブランド名を付けておかないと

やっぱ

見てもらえないかも?

素直に興行上の不安をモロ出ししていて

まったく

しかたがない

しゃあない




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