気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
わずかに陽の戻った日々
持っているすべての水晶の振り子を重曹の溶液に長く浸け
長年の雑念の帯電を洗い落した
翌日は
一日中太陽光線に当てて
太陽による消毒とエネルギーの充電を行う
よほどの名人でもないかぎり
振り子は
じつは
なにも正確には答えてはくれない
振り子の動きは
自分の内奥の未来知の揺動する際の
反射板でしかない
と認識するところから
ようやく
道具のようなものとなり始めてくれる
水晶の振り子は
どこまで行っても
暴れ馬のようなものである
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