2021年7月17日土曜日

夕暮れの青空を見るのは夏ならではの快楽で

 


自然に生きようとすると

どうしても昼は眠ってしまう

昼間にふかく寝入ると汗をかくことが多いので

夕方に起き出てから布団を外に干したりする

 

寝入る前には机に脚をのせて

資本主義についての考察を読んでいることが多いが

紅茶を作ってあったりすると

それを啜りながら読み進めたりしている

 

汗をぐっしょりかいて起きる際には

起きる気になるだけの特異な夢に心を後押しされることが多く

それがなくては身体を起こす気にはなかなかなれないが

身を起こしてから(夕暮れとはいえ)青空を見るのは喜びである

 

飲みかけのままにして寝てしまった紅茶を

机の上に見つけて取っ手に指をかけて口に運びながら

(夕暮れとはいえ)青空を見るのは夏ならではの快楽で

こんな世界ならば自分の一部と認めてやってもよいと思いはじめる






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