気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
文章形式で書かない場合は
わざと
ほのかな異常人格を装ってみたり
理路整然と思考できない意識を演じてみたり
それはそれで
ただの数行というのに
忙しい
アントナン・アルトーも
バロウズもろくに読んでいない人に
ひょっとした時に
目に触れるかもしれないかたちで載せておいたりするのだから
まるで
沢庵をべろりと白磁の皿に載せて
最上級のヒレを熟成半乾燥させた部位でございます
と客に出そうとする
儲かりもしない気まぐれな遊びをやってみる
誰も知らない異国の料理の
物好きな実験者のようだ
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