気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
あらゆる詩歌は政治のふしだらな夢にすぎない
一糸さえ纏う前のもっとも露わな起き抜けの権力が
あでやかな絹織物を近未来に纏おうか/やめようか
そぶりだけ見せながら
人となりさえわからぬ誰かに媚を売っている
ポエジーとは媚であり
そう訳すのがいつもいちばん正確だった
七色どころか
極彩色の埃たちが舞うのを
照りつける海の上に見分ける能力を持ってしまった後の
どの年のものとも全く違うものになった
夏
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