気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
朝の八時半に見たら
朝顔のうちの
むらさきの一輪は
蕾をほどきかけたところだった
あしたにでも咲くつもりか
と思ったが
二日もかけて
ゆるりと咲いていく朝顔など
ふつうはない
昼には
花を開いていた
ひとり三役か
昼顔も演じるなら
夕顔まで
演じてほしい
どうせなら
夜顔まで
ひとり四役で
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