気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
あゝ、また…
そして
もう…
九月が終わるのか
と
思う
子どものころ
夏と
秋との
入れ違っていく月
思い
さびしいような
それでいて
残暑で
けっこう暑い日もあって
さびしがってやるのも
なんだか
癪にさわる
感じもあって
大人に
いちおう
なったらなったで
いろいろ
あったような
あり過ぎたような
でも
どの年の九月だったか
もう
区別も
つかなくなっちゃって
そんな九月が
また
終わる
終わるのか
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