気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
意識は
集中してはいけないもので
ふわ~っと
靄にして広がらせる
意識
というと
見る
ことに類似させて
凝らす
固める
鋭くする
という方向に向かわせてしまいがちだが
それでは
意識ならではの特性を
逆に潰してしまう
風の
あらゆる流れに沿って自由自在に動け
微かな香り
匂い
雰囲気の
いずれにも伴って
というより
それらそのものとなって
さらには
場ともなって
空間ともなって
それらがじつは時間そのものでもあるのを
体感できるまでになって
ようやく
よし
と
なりはじめる
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