気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
飲食店のある区域に
賑わいが戻ってきている
嫌だな
と
思う
緊急事態宣言が出されていた期間の
あの喜び
すべてがはなはなと衰弱していく
死のうつくしい静けさが
あゝ、なんと速やかに失われていくことか!
十月は
あたかも
すべてが元に戻っていくように
おだやかに推移していくが
十一月
すべては暗転し
これまでなかったような闇へと
世界はなだれ込む……
それならば
少しは我慢しようか
飲食店街や商店街の賑わいも
ほんの少しは
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