気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
町で育った
町の子といえようが
町のさびしさの
つらいこともある
アスファルトも
石塀も
夜などは
まことにさびしい
たくさん家があるのに
ほとんどは
見知らぬ人の住まいというのも
さびしい
見知っていても
あまり深入りしないようにと
いつも見せていないといけないのも
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