気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
いちどは暑い日々もあってから
梅雨のころ
もういちど肌寒くなり
おまけに雨まで
つめたく降ったりするのも
あじわいがあって
いいと思う
むかしは
梅雨寒なんて
言ったのじゃないかしら?
もう
ウールの衣類は
すっかりしまってしまい
冷える肌に
ひっかけるものもないような夜
ベランダに出て
夜を見つめていたりするのも
街をでもなく
森や木々をでもなく
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