気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
脳が眠りたがるのだろう
と思い込んできたが
ちがう
眠りが眠るだけだ
眠りが眠りを眠らせるだけだ
その外にいることは
できる
眠りの動く外には
眠りでないものがあるが
それを
ひとこと
覚醒
と呼んで済ましてしまえるほど
簡単ではない
よく思い出そうとし
反省してみれば
眠りのさなか
じつは
人はまったく眠っていない
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