けっこう感度のいい学生に
寺山修司の作歌態度を紹介した
自己の経験したことなど
絶対に書かず
経験してもいない嘘っぱちを
あたかも自分の経験のように歌ったり
自己の経験を使うにしても
すべて別様にフィクション化してから書くこと
などなど
そうしたら
それって「感傷マゾ」ですね
と返ってきた
「感傷マゾ」…
文章を書く系の大学生のあいだで
流行っているそうだ
「実際にはなかった切ない思い出を刺激して感傷に浸る」
のだという
アニメや
文学作品で見たような
架空の思い出をモチーフにして
じぶんの架空世界を作って
浸るのだが
キーワードとして
「麦わら帽子」とか
「ひまわり畑」とかが
よく使われたりするらしい
なぁんだ
寺山修司なんか
「感傷マゾ」
そのものじゃないか
いかにも
「感傷マゾ」にぴったりの言葉ばかり
寺山修司って
集めて作ってますよね
ひょっとして
「感傷マゾ」の始祖として
名が残るかも?
と
言われてしまった
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