気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
いつも
はるかな…とか
遠い…とか
言ってたでしょう?
ぼくら?
それでいて
小さなカニとか
アサリとか
たまにはフグの子とか
獲ってばかりいた
あの頃が
いまは
呼ぶべき
かなた
そうして
もう
「ぼくら」
とは言わない
言っても
だれにも届かない
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