気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
まだ
梅雨は
続いているのか…
梅雨寒の九段さすらふ生き残り
(笹倉卯凡)
さすがに
梅雨寒というほどでは
もう
ないが
すこし涼しい風も
ときおり
吹き込む七月はじめ
知らぬ間に
雨は降り
雨は去り
深夜の
都心の音をあつめて
また
涼しい風が
吹き来る
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