フードパントリーというのがある
お金に余裕のないひとり親世帯などの
食を助けるために
流通過程で余った食品などを集め
必要に応じて持っていって
食べていいようにする設備だ
値上がりばかりの昨今
こういうものの存在は切実になってきている
それについて取材した映像を見た
驚いた
食品として並んでいるのが
カップラーメンとか
レトルトカレーとか
その他のレトルトものとか
袋づめの菓子とか
そういうものばかり
まあ
お米も
あるにはあったが
災害時の非常食としては
そういうものも
まあ
わかる
しかし
カップラーメンや
レトルトカレーをもらっていった母親が
夜の食事にそれらを子らに与え
値上がりしているカップラーメンを
今夜は食べられてよかった
なんて言っている
炊いた米にレトルトカレーをかけて
おいしいおいしいと
子らは言っている
だから
大地震が起こったりした夜に
非常食として食べるのなら
まあ
わかるんだよ
ふつうの夜の食事で
カップラーメンや
レトルトカレーをおいしいがっていたら
ダメだろ
カロリーだけで
人体は
できてるんじゃない
必要な栄養素を摂取できなきゃ
食事ではない
添加物を少しでも避けなきゃ
食べれば食べるほど
健康も損われる
フードパントリーだから
腐らない乾き物しか置けないんですよ
と言われれば
そりゃあ
しょうがないね
非常食ということならばね
とはなる
だから
ふだん食べていてはいけない
しかたなしの
非常食を置くしかないんですよ
ということなら
しかし
カップラーメンを
子どもに夜に食べさせて
今日はおいしかったね
なんて
親も言っていてはいけないし
フードパントリーを企画する人たちも
行政の人たちも
いいものを食べさせてあげた
なんて
思っては困る
あなたたちは夜の食事に
じぶんの子どもに
カップラーメンやレトルトカレーを
食べさせますか?
それでおいしい夕飯だなんて
家族で思えますか?
フードパントリーひとつ
企画するにも
やはり
根本的な差別意識が
あたりまえに存在してしまうのだ
お金のない世帯は
レトルト食品でいいでしょ
カップラーメンでいいでしょ
という発想がなければ
それらを棚に置いたりはしない
非常食として
カップラーメンやレトルトカレーなどを
棚には並べてありますが
これらは健康にはよくないですよ
しっかりお米を炊いて
量が少なくても
魚や肉をかんたんに調理して
野菜も添えて
ちゃんと食べてください
というようなことを
印刷しておいておくべきだろう
そうした食事を作れるような
食材を置くように
努力すべきでもあるだろう
とにかく
カップラーメンは
やめさせようよ
それにくわえて
驚かされたこと
もうひとつ
お金にゆとりがない
といって
カップラーメンやレトルトカレーをもらっていって
こどもに食べさせている
キッチンの隅に
犬を飼うためのケージがあったのだ
まさか
そのうちツブシて
犬肉を食べようと思って
飼っているわけではあるまい
フードパントリーで
カップラーメンをもらって来る家庭に
どうして
犬を飼うゆとりがあるのか
わからない
食べ物の一部は
販売時に食材を載せてある
発泡スチロールのトレイに載せたまま
テーブルに出してあって
一家そろっての夕食
というのも
わからない
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