L’idolâtrie vient de ce qu’ayant soif de bien absolu,
on ne possède pas l’attention surnaturelle
et on n’a pas la patience de la laisser pousser.
Simone Weil “La pesanteur et la Grâce”, 1947
こう来るかねえ?‥‥
という
まったく意表をつく魅惑的な演奏での
ワーグナー『タンホイザー』の
例の「夕星の歌」
https://youtu.be/o6PSVXwO7g4?
チェロのジャン=ギアン・ケラス
サックスのラファエル・アンベール
ピアノのピエール-フランソワ・ブランシャール
ドラムスのソニー・トゥルップらによる
アルバム「Invisible Stream(見えない流れ)」(2022.10)より
撮影場所の
エルマウ城(Schloss Elmau)というのが
なかなか
冷たい凄みがある
ドイツ・バイエルン州の
ガルミッシュ=パルテンキルヒェンとミッテンヴァルトの間の
自然保護区にある宿泊施設
だそうな
1914年から1916年に
哲学者・神学者であるヨハネス・ミュラー(Johannes Müller)と
建築家カール・ザットラー(Carl Sattler)によって建てられ
現在
国定記念物で
五つ星ホテルになっている
そうな
CDの解説にはこうある
「作曲家の時代や国境やジャンルを超えて、
自身の音楽を聴かせるチェロ奏者ケラスと、
ジャズやクラシックのボーダーを超えた音楽を聴かせる
サックス奏者アンベールによる、
豪華共演アルバムの登場。
ふたりは
2016年のエクサン・プロヴァンス音楽祭の
アソシエイト・アーティストを務め、
そこでの演奏は聴衆に熱い感動を呼び起こしました。
アルバムのタイトル「Invisible Stream(見えない流れ)」とは、
様々な境界を越えつつ、
人々、
アーティスト、
即興演奏家、
音楽家をつなぐ
「見えない流れ」のこと。
まさにケラスたちがここで展開している音楽、
また彼らの活動自体を
言い表したタイトルと
なっています。」
CDとかの宣伝文句を書く人たちって
たいへんだよな
「そこでの演奏は聴衆に熱い感動を呼び起こしました」なんて
歯の浮くようなこと
ぼくは
書けないよ
でも
ときどきは
歯を浮かしたほうが
たぶん
人生は楽なんだよな
「偶像崇拝は
絶対的善を渇望しつつも
超自然的注意力を所有しておらず
それが伸びていくのに任せる忍耐力を持っていないことから
来る」
シモーヌ・ヴェイユ
『重力と恩寵』の「偶像崇拝」より
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