孤高のジャズピアニスト
といった印象づけで語られがちな
ビル・エヴァンスの
「枯葉」と
「マイ・フーリッシュ・ハート」
かつてはCDやレコードでしか聴けなかった録音が
いまは
YouTubeのおかげで
映像付きで聴ける
映像で見ると
ビル・エヴァンスの
まあ
凄みのようなものが
もっと
感じられる
こういうの
見たかっただろうなあ
20年前に死んだジャズマニアのSさんとか
30年前に死んだPさんとか
時代の差
技術の遅れてくる発展というのは
しかし
残酷
いまでは
ジャズマニアでもない子が
ちょちょっと
YouTubeをいじくれば
ビル。エヴァンスのこんなのも
ちょちょっと
見れちゃう
聴けちゃう
https://youtu.be/Hx7X9kGE56U?
https://youtu.be/a2LFVWBmoiw?
https://youtu.be/z3Sm6zrzdC8?
彼の孤高の印象は
ヨーロッパのクラシックを尊重し
ドビュッシーやラヴェルなどに特に影響を受けたことや
当時のジャズ界では珍しい白人奏者として
黒人のルーツから切り離されていたことから来る
(……と
まとめちゃっておく
ちょちょっと
詳しいことは
お調べください)
サウスイースタン・ルイジアナ大学
(Southeastern Louisiana University)で
音楽教育を専攻したこともあってか
ビル・エヴァンスは
卓越した教育者でもあり
音楽哲学者っぽくもあった
彼の演奏に惹かれる人には
ピアニストかつピアノ教師であった兄ハリーとの対談は
大いに参考になる
この対談が
また
YouTubeなんかで
ちょちょっと
いま
見れちゃうんだな
Sさん……
Pさん……
派手に弾こうとせず
曲の基本をしっかり掴んで弾かないと発展は望めない
と
ビル・エヴァンスが力説しているところが
興味深い
https://youtu.be/YEHWaGuurUk?
https://youtu.be/5QdM0oxWOZw?
https://youtu.be/Tq1H3ylU-vk?
でも
ビル・エヴァンスの薬物濫用
飲酒
喫煙は
ひどかったんだよね
薬物・異物分解処理を仕事とする肝臓には
ひどい負担がかかり続けで
結局
肝硬変と出血性潰瘍による失血性ショック死で
1980年9月15日
51歳で死去
今年の9月15日には
お祈りしようじゃないか
医師によれば
自分がひどい病気だとを彼は知っていたらしいが
入院にも応じず
「生きる意思が全く無いように思えた」
そうな
エヴァンスと親しかったジャズ評論家ジーン・リーズは
「彼の死は時間をかけた自殺というべきものであった」
と書いている
長年
妻と見なされていた内縁のエレインは
地下鉄に飛び込んで自殺
兄のハリーも拳銃自殺
薬物濫用
飲酒
喫煙で
歯もボロボロだったが
ハリーとの対談の際の口もとにも
それは伺える
今年の9月15日には
お祈りしようじゃないか……
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