2023年10月19日木曜日

なんとなんと


 

 

聴くたびに

これには勝てない

と思わされる

ニール・セダカ(Neil Sedaka

 

この脳天気さ

この明るさ

いったい

なんなのだろう?

 

アメリカの1950年代末から60年代を体現する

彼の徹底的なポップスぶり

歌いっぷり

には

ただただ

驚愕

 

・「カレンダー・ガール」

https://youtu.be/cm35l1u4tFo?si=bu4tknirbZ1fAMMi

 

・「カレンダー・ガール」(カラー映像)

https://youtu.be/L6dyo2zfJVQ?si=1l6gkYCLARp50Ti9

 

・「オー!キャロル」

https://youtu.be/xDPX8r5SbVk?si=2G3RIgfPgpe2Mb_j

 

 

ヒット曲を歌って有名になったとはいえ

しょせんは

頭のからっぽな歌手か?

と思うと

そうではない

 

幼少期からピアノを習い

同じアパートに住んでいた作詞家と共同して

曲を作り始め

高校時代には友人たちとポップ・グループを結成したりし

ジュリアード音楽院でも

しっかり

音楽を学んでいるのだ

 

だから

ショパンを弾くのも

ドビュッシーを弾くのも

お手のもの

 

https://youtu.be/5PgYWbl-vwI?si=QWkgBmBiyOEzBq2X

 

https://youtu.be/ShlSKPCngK4?si=ztBfMJ4SlWUcWZ9q

 

 

ジュリアード音楽院在学中に

商業ポップスの作曲を始め

1958

コニー・フランシスに歌わせた「間抜けなキューピッド」が成功して

自分もRCAビクターと

ソロ歌手として契約を結ぶ

その後は

ヒット曲を連発し

ポール・アンカらと並ぶ全米規模の

人気歌手

作曲家

シンガーソングライター

なっていった

 

 

ニューヨークのブルックリン生まれなのは

1900年代初めに

トルコのイズミルから祖父母がニューヨークに移住してきたためで

祖母は

プロのクラシック・ピアニスト

音楽の才能は

この祖母から引き継いだものだろう

父はタクシー運転手で

母はポーランド・ロシア系のユダヤ移民

 

 

1985年には

なんと

なんと

テレビアニメ『機動戦士Ζガンダム』後期テーマ曲の

『水の星へ愛をこめて』

も作曲している

 

『機動戦士Ζガンダム』の総監督・富野由悠季が

ありきたりのロボットアニメ主題歌とは一線を画する歌を付けよう

と考えて

アメリカに渡って

なんと

なんと

ニール・セダカに

じかに

楽曲を頼んだのだ

 

『機動戦士Ζガンダム』とニール・セダカを結びつけよう

という

富野由悠季の発想が

凄い

 

17歳の森口博子が歌うことになったが

ここまでの彼女は

アイドル歌手を目指してオーディションを受け続けるものの

なんと

なんと

100回以上落ち続けていた

 

四人姉妹を抱えたシングルマザーの母に

貧しい環境で

育てられてきた森口博子にとって

デヴューの曲となった

 

よかったね

 

https://youtu.be/WzjFdq8smRk?si=2bR2DZ22XXjrbEtd

 

 

1939年生まれのニール・セダカは

なんと

なんと

なおも健在で

今年は84歳になる

 

よかったね







0 件のコメント:

コメントを投稿