2023年10月1日日曜日

ものを見つめる

  

 

けっきょく

ものをたくさん持っていても

ものをあまり持っていなくても

ものをほとんど持っていなくても

どうでもいい

 

ひとつのものを

よく見つめるときには

そのひとつしか見られないので

ほかにたくさん持っていても

ほかのものは

見つめられない

 

ものを見つめる

ということが

おのずと強いてくる

おそるべき

平等性

というものが

ある

 

なにも持ってないときには

きっと

指や手を

腕を

足先や

足裏まで

ほんとうに

よく

見つめるだろう

 

なにかひとつでも

持っているものを見つめていたら

指も手も

腕も

足先も

もちろん

足裏も

まったく見つめないだろう





0 件のコメント:

コメントを投稿