2024年1月7日日曜日

過密化への傾倒の時代を終わらせないといけない

 

 

 

人はみな

有用の用を知りて

無用の用を知ることなし

  荘子

 

 

 

 

JAL機と海保機がぶつかった

羽田空港の事故は

だれのせいだ

しくみのせいだ

しかたなく稀に起こってしまうヒューマンエラーのせいだ

とかいう以前に

なんでもかんでも過密にし過ぎた現代型生き方の

当然の帰結

 

羽田空港の4つの滑走路では

一日400~500本の発着が行なわれている

というが

これが普通になっていて

あたりまえに維持され続けていかないといけない

という思い込みが常識になっていること自体が

よほど

どうかしている

 

人数や

ものの回数だけでなく

移動の

活動の

情報の

計画の

過密さを減らす方向に意識的に進めていかないと

ほんのちょっとのズレから

とんでもない巨大事故が発生する

 

過密さや忙しさや

あらゆるものを歯車化して複雑に絡みあわせて稼働させ続ける

しくみの

生き方の

根本的な間違いを認識しないと

そんな過密なしくみを支えている社会そのものを崩壊させる事態が

いつのまにか

接近してくることになる

 

一時間に一本しかバスが来ない田舎の

あの間遠さの感じや

週に数回しか連絡船が来ない離島の

あののんびりさこそ

ほんとうの文化というものだと

考えを改めないと

絶対に

いけない

 

この100年ほどの

異常過ぎる

過密化への傾倒の時代を

そろそろ

しっかりと終わらせないと

いけない

 





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